【競馬予想】2019/12/22:有馬記念
ピーケンニュース
競馬予想
演出家はお天道様
是非とも快晴で見たい。
人気牝馬二頭の死角を探したい
今年はHアーモンドアイとEリスグラシューの牝馬二頭が上位人気。Hアーモンドアイの断然人気に逆らう余地はあるのか死角を探してみたい。両馬ともに中山は初コース。かつ1ターンの競馬しか経験がなくコーナーを5回以上回る競馬も初。
※中山初出走かつ1ターンの競馬しか経験がなく3着以内に来た出走馬
2014年2枠4番:ジェンティルドンナ:8.7倍:4番人気 → 1着
2010年6枠11番:トゥザグローリー:75.9倍:14番人気 → 3着
2009年1枠2番:ブエナビスタ:3.4 倍:1番人気 → 2着
2007年4枠7番:ダイワスカーレット:8.1倍:5番人気 → 2着
2001年2枠2番:トゥザヴィクトリー:17.7倍:6番人気 → 3着
※中山初出走かつ1ターンの競馬しか経験がなく4着以下だった出走馬
2010年7枠14番:ペルーサ:8.9倍:3番人気 → 4着
2007年8枠16番:ウォッカ:6.9倍:3番人気 → 11着
2002年7枠12番:ファインモーション:2.6倍:1番人気 → 5着
3着以内の馬券に絡んだ馬はすべて直線入口で3番手以内の前にいた馬。ジェンティルドンナは超スローを内枠から先行して勝ち切るという引退マジック競馬。トゥザグローリーはスローを3番手からヴィクトワールピサとなだれ込んだ競馬。ブエナビスタは内の中段からマツリダゴッホのまくりに合わせて進出して直線先頭に立つ競馬。ダイワスカーレットは2番手からの行った行った行った競馬。トゥザヴィクトリーは逃げて3着に粘る競馬と非常にわかりやすい結果。
4着以下に負けた馬の競馬は、ペルーサは4番手と比較的前付けするも更に前の馬が残り外からブエナビスタに差し込まれて結果もっと前にいないとダメだった競馬。ウォッカは外枠からぶん回してジエンド。ファインモーションは前付けするも引っ掛かって途中ハナに立つ逆噴射。
今年の人気二頭は純粋な先行はメンバー構成と枠順からも考えにくく、ブエナビスタのように何かがまくりを仕掛ければそれに合わせて早目に進出というパターンがあるかどうか。Hアーモンドアイがディープインパクトのようにぶん回しで圧勝と考えるのであれば単純に買いだが、過去の例からはオッズを見ても手を出しにくい。HアーモンドアイはJCで好位2番手の競馬をしているがあれは最内枠。Eリスグラシューも外に前に行きたい馬が固まっている中で、内目で前目の動きやすいポジションが取れるのかどうか。
付け入る隙はあると見る。
Fワールドプレミア
有馬記念で何を買うかは基本的に決めているルールがある。その年の菊花賞で掲示板に入った最上位の直行してくる馬を買う。出走してこない場合もあるのでそのときはいろいろこねくり回すが今年はありがたいことに勝ち馬のFワールドプレミアが直行で出走。
※その年の菊花賞で掲示板に入った最上位の直行出走馬:対象24レース
2018年4枠8番:ブラストワンピース:8.9倍:3番人気 → 1着
2016年6枠11番:サトノダイヤモンド:2.6倍:1番人気 → 1着
2015年6枠11番:キタサンブラック:8.4倍:4番人気 → 3着
2012年7枠13番:ゴールドシップ:2.7倍:1番人気 → 1着
2011年6枠9番:オルフェーヴル:2.2倍:1番人気 → 1着
2009年5枠10番:スリーロールス:13.5倍:6番人気 → 競走中止
2007年4枠8番:ロックドゥカンブ:7.5倍:4番人気 → 4着
2005年3枠6番:ディープインパクト:1.3倍:1番人気 → 2着
2003年3枠3番:リンカーン:8.1倍:4番人気 → 2着
2002年3枠3番:ヒシミラクル:18.5倍:5番人気 → 11着
2001年4枠4番:マンハッタンカフェ:7.1倍:3番人気 → 1着
2000年3枠6番:トーホウシデン:15.2倍:5番人気 → 14着
1999年1枠1番:ナリタトップロード:6.8倍:4番人気 → 7着
1998年6枠11番:セイウンスカイ:2.7倍:1番人気 → 4着
1996年5枠8番:ロイヤルタッチ:12.7倍:6番人気 → 4着
1995年7枠10番:マヤノトップガン:13.0倍:6番人気 → 1着
1994年7枠11番:ナリタブライアン:1.2倍:1番人気 → 1着
1993年8枠13番:ビワハヤヒデ:3.0倍:1番人気 → 2着
1992年8枠16番:ライスシャワー:4.9倍:2番人気 → 8着
1990年3枠5番:メジロライアン:4.7倍:3番人気 → 2着
1989年5枠7番:リアルバースデー:26.0倍:7番人気 → 16着
1988年4枠7番:スーパークリーク:7.4倍:4番人気 → 3着(失格)
1987年3枠5番:サクラスターオー:4.0倍:1番人気 → 競走中止
1986年5枠6番:ダイナガリバー:7.7倍:4番人気→ 1着
1着:8回
2着:4回
3着:1回
4着以下:11回
勝率:33.3%
連対率:50.0%
複勝率:54.2%
単勝回収率:189.2%
複勝回収率:110.8%
馬齢表記が改訂された2001年以降に限ると11打数8安打とものすごい数字。出走馬がいると5年連続馬券にもなっている。買わない理由がない。
Fワールドプレミアは気性が幼く春はすべて後方から進める極端な競馬しか出来なかった。若葉ステークス後には疲労骨折で休養。休養明けの神戸新聞杯は権利狙いで勝負に行かず三着狙い。そして菊花賞では気性の成長があったのか中団から進める競馬でイン強襲。しかも前走からプラス12kg:484kgでの勝利。今週の調教後の馬体重は494kg。輸送を考慮してもちょい減る程度で前走からまたプラス体重での出走が濃厚。より成長を期待出来るのは理由があり、菊花賞からの直行馬で年内4戦しかしていないのは当馬が史上初。少なくとも年内5戦以上は過去の出走馬は走っていた。結果的に春の休養がここではプラスになる。
※ユタカタケがデビューからずっと騎乗して有馬記念に出走した馬
2006年3枠4番:ディープインパクト:1.2倍:1番人気 → 1着
2005年3枠6番:ディープインパクト:1.3倍:1番人気 → 2着
1997年2枠3番:マーベラスサンデー:3.0倍:1番人気 → 2着
1996年7枠11番:マーベラスサンデー:8.4倍:3番人気 → 2着
オカルトではあるが4打数4安打ですべて連に絡んでいる。2桁番手からではよくて掲示板程度だろうが、菊花賞のように中団好位から進めて直線入口からユタカーと叫ばせて欲しい。内外の動きを見ながら進められるこの枠は絶好。
相手は4頭
@スカーレットカラーは前走のエリザベス女王杯で外枠から早目に仕掛けるも超スローでなだれ込むだけの競馬。しかもプラス16kg:486kgでデビュー時と比べるとプラス50kgと大きく成長している。今週の調教後の馬体重は484kgで輸送もあるから絞った究極の仕上げに期待。1枠1番で岩田騎手はやることも明確。お父さんのヴィクトワールピサは2010年の有馬記念を勝っている。
BエタリオウとDフィエールマンは昨年の菊花賞1〜2着馬。昨年は両馬とも有馬記念出走がなく1年遅れで改めて。Bエタリオウのお父さんは有馬記念で特注のステイゴールド。Dフィエールマンはディープインパクトに母系が欧州(フランス)の組み合わせ。Fワールドプレミアはディープインパクトに母系が欧州(ドイツ)で、基本の連れてくるのは同系統狙い。
KクロコスミアはFワールドプレミアと同じ馬主。藤岡兄は先週ビアンフェで外連味のない素晴らしい逃げ。外連味がなさすぎて止まったがG1であれが出来ればお金は出せる。スタミナ型のFワールドプレミアにはスローの上がり比べよりも一定の上がりがかかる流れが好ましい。同馬主でラビットサポート。最初に先行するのはNアエロリットかもしれないが、流れ次第では途中から早い流れを作りに動くはず。お父さんはBエタリオウと同じ有馬記念特注のステイゴールド。残り目もあり得る。
まとめ
◎:Fワールドプレミア
△:@スカーレットカラー
△:Bエタリオウ
△:Dフィエールマン
△:Kクロコスミア
あとがき
午後からの雨予報で馬場がどうなるかが難しい。内がダメになれば外枠有利で影響がなければ内枠有利。滑る馬場になると適性による有利不利もある。馬券の購入は返し馬を見ての判断をオススメします。
さてクラブワールドカップ決勝。
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筆者:たないさん
競馬歴21年。ロサードに魅せられて薔薇一族を追っかける。複勝で一世風靡。トゥザヴィクトリー→ローズバドのエリザベス女王杯あたりが馬券のピーク。年間プラス収支を有馬記念につぎ込み当たればドロップアウトしようと毎年チャレンジするも人生で一度も有馬記念的中がないのが売りだったが、ここ二年的中してしまい、今年こそ今年こそが一年を生きる糧ではなくなっている。競馬以外で好きなものは中日ドラゴンズ、リヴァプール、そして家族。