【競馬予想】2019/11/10:エリザベス女王杯

ピーケンニュース

2019-11-1002:40:00 up
【競馬予想】2019/11/10:エリザベス女王杯

競馬予想


王族制そして皇族制

土日の夜を有意義にしてくれたラグビーワールドカップも先週で終わり、今週は卓球ワールドカップ団体戦とパラ陸上世界選手権。特にパラ陸上世界選手権はなかなかテレビでは放送されない知的障害クラスの選手が戦う姿を見る貴重な機会。来年の東京に向けてパラアスリート特集番組も非常に多く放送されているが、知的障害クラスはその特性からなかなか特集されることも少ない。9月にあったパラ競泳世界選手権では、選手のインタビューに心の底から感動。表彰式で君が代を聞く両親の気持ちたるや。

連日生中継するNHKの心意気には拍手も、ハイライト放送が無いのは何故。


フジテレビで競馬中継がない日


エリザベス女王杯が行われる裏では天皇即位のパレードが行われる。どっちが表裏かは別にしてフジテレビも競馬中継をせずに特別番組でパレード中継。先週は27時間テレビ内で競馬中継を行い、ラテ欄上の番組名では競馬中継の文字はなし。2週も競馬開催がありながらラテ欄の番組名に競馬番組がないことは過去あったのだろうか。そもそも開催がありながら放送していないことすらあったのかどうか。

そして今週から年末までGI連続開催。このサイクルに入ると今年も年末まであっという間。

エリザベス女王杯はオッズ的には4頭立ての様相。3歳馬が1〜2番人気になるのは大事故が起きたブエナビスタ3着の年。その前はワンツーだったアドマイヤグルーヴ、スティルインラブの年。その年の配当は馬連530円、ワイド280円。今年と同じくらいのオッズ。

4頭の中ではラッキーライラック。 外国人騎手と日本人騎手の決定的な違いは前で溜められること。代表的なのはエピファネイアのジャパンカップ。引っ掛かっているように見えて溜めている。スワーヴリチャードもレイデオロも。そしてハーツクライも。溜める=後ろに下げることではない。ラッキーライラックは絶好2番枠。そして初の外国人騎手。しかもスミヨン騎手。前走は8枠15番で生涯最高馬体重522kg。すべての条件が好転。典型的な引っ掛け問題にも見えるが。。。


Bシャドウディーヴァ


ラッキーライラックの単勝では満足出来ない私の本命はシャドウディーヴァ。3頭目の3歳馬だが何故ここまで人気がないのかわからず。現在単勝57.2倍の11番人気。

※ハーツクライ産駒で過去エリザベス女王杯に出走した馬達
2014年:3枠5番:1番人気:ヌーヴォレコルト → 2着
2014年:4枠7番:18番人気:サンシャイン → 9着
2014年:7枠13番:16番人気:コウエイオトメ → 7着
2015年:8枠17番:11番人気:シュンドルボン → 7着
2015年:8枠18番:1番人気:ヌーヴォレコルト → 2着
2016年:4枠6番:15番人気:プロレタリアト → 14着
2016年:6枠10番:6番人気:シュンドルボン → 6着
2017年:3枠6番:7番人気:リスグラシュー → 8着
2018年:6枠12番:3番人気:リスグラシュー → 1着

連に絡んだのは2年連続のヌーヴォレコルトと昨年勝利のリスグラシュー。その他は人気のない馬でも大体人気以上に走っている。ノーザンファームで出走しているのはプロレタリアトとリスグラシューのみ。ヌーヴォレコルトはシャドウディーヴァと同じ斎藤誠厩舎。

シャドウディーヴァの過去レースをすべて見ると、この馬は直線で真っ直ぐ最後まで追えたことが一度しかない。東京のフリージア賞で3番手から直線スムーズに外を追走するも超スローで最内を突いた馬と前にいた馬が残るレース。その他はすべて直線で進路変更をしていてスムーズな競馬をしていない。もっと外に出すなりしていてもおかしくないのだが、運がいいのか悪いのか過去のレースがすべて1桁馬番。そして未勝利をルメール騎手で勝ってからは岩田騎手になったのも外に出していない要因。2走前のローズステークスで引っ掛かりまくり逆噴射した影響か、前走の秋華賞から松山騎手にスイッチ。その松山騎手でも直線一瞬詰まってブレーキからの再加速。また今回も3番枠で難しい競馬になりそうなところだが、エリザベス女王杯の舞台は京都外回り。外回りコースは直線入り口の内回りコースとの連結でインが空いてオープンになるので、基本的に2桁番手の後方待機でなければ詰まることがまずない。直線に入るまでにどれだけ前にいれるか、足が残っているか、伸ばせるかという勝負。シャドウディーヴァにとっては待望のスムーズなレースが出来る可能性が非常に高いと見る。

もし前走スムーズで3着だったら、もし同厩舎のウラヌスチャームでなくマーフィー騎手だったら、このオッズでは買えないと考えればここは行く一手。リスグラシューのように来年4歳で買うのが正解な可能性はあるが、リスグラシューは秋華賞から乗り替わりでテン乗りの福永騎手に変わった。松山騎手は連続騎乗で2戦目。ハーツクライ牝馬のヌーヴォレコルトで3歳時に2着がある斎藤誠厩舎。様々な懸念はクリア出来る。

スミヨン騎手についていけばそこがヴィクトリーロードのはずだ。


まとめ


◎:Bシャドウディーヴァ
○:Aラッキーライラック



あとがき


即位礼正殿の儀が行われた週の天皇賞秋は天皇誕生月である2番枠のアーモンドアイが勝利するも、誕生日の23日に絡む3番枠は馬券にならなかった。とするとパレードが行われる今週こそ3番枠なのではないか。2月23日。ABだ。


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筆者:たないさん

競馬歴21年。ロサードに魅せられて薔薇一族を追っかける。複勝で一世風靡。トゥザヴィクトリー→ローズバドのエリザベス女王杯あたりが馬券のピーク。年間プラス収支を有馬記念につぎ込み当たればドロップアウトしようと毎年チャレンジするも人生で一度も有馬記念的中がないのが売りだったが、ここ二年的中してしまい、今年こそ今年こそが一年を生きる糧ではなくなっている。競馬以外で好きなものは中日ドラゴンズ、リヴァプール、そして家族。



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