ピーケンニュース

世紀の対決ではあったが名勝負ではなかった

過去10年の平均時計・配当 レコード:1.48.5秒(2019年:クリソベリル) 平均タイム:1.50.9秒 平均上がり:37.1秒 平均単勝配当:1,413円 平均複勝配当:342円 平均馬連配当:4,124円 平均馬単配当:9,511円 平均3複配当:13,950円 平均3単配当:96,079円 ※人気/着別度数/勝率 1番人気:3- 3- 1- 3/ 10:30.0% 2番人気:2- 0- 1- 7/ 10:20.0% 3番人気:1- 2- 3- 4/ 10:10.0% 4番人気:0- 0- 0- 10/ 10:0.0% 5番人気:0- 1- 1- 8/ 10:0.0% 6番人気:2- 1- 0- 7/ 10:20.0% 7〜人気:2- 3- 4- 88/ 97:2.1% 過去10年の前走レース別集計 ※前走レース名/着別度数/勝率 JBCクラシック(地方):3- 3- 3-26/35:8.6% みやこS:2- 3- 4-35/44:4.5% 南部杯:2- 1- 0- 4/ 7:28.6% 武蔵野S:1- 3- 0-24/28:3.6% JBCLクラシック:1- 0- 0- 2/ 3:33.3% 日本TV盃:1- 0- 0- 0/ 1:100.0% JBCクラシック(中央):0- 0- 1- 5/ 6:0.0% JBCスプリント:0- 0- 1- 3/ 4:0.0% エルムS:0- 0- 1- 0/ 1:0.0% シリウスS:0- 0- 0- 4/ 4:0.0% ジャパンC:初出走 ※勝ち馬が出ている前走レースの該当馬 JBCクラシック(地方):3- 3- 3-26/35:8.6% 1着:?クリソベリル 3着:?チュウワウィザード みやこS:2- 3- 4-35/44:4.5% 1着:?クリンチャー 4着:?エアアルマス 南部杯:2- 1- 0- 4/ 7:28.6% 1着:?アルクトス 6着:?ゴールドドリーム 9着:?インティ 武蔵野S:1- 3- 0-24/28:3.6% 1着:?サンライズノヴァ 3着:?エアスピネル 5着:?タイムフライヤー 6着:?メイショウワザシ 7着:?モズアスコット 日本TV盃:1- 0- 0- 0/ 1:100.0% 5着:?アナザートゥルース JBCLクラシック:1- 0- 0- 2/ 3:33.3% 該当馬なし ※各ステップレース勝ち馬の成績 ※前走レース名/着別度数/勝率 JBCクラシック(地方):0- 2- 1- 4/ 7:0.0%(1着) JBCクラシック(地方):1- 0- 1- 5/ 7:14.3%(3着) みやこS:1- 1- 1- 6/ 9:11.1%(1着) みやこS:0- 1- 0- 2/ 3:0.0%(4着) 南部杯:1- 0- 0- 1/ 2:50.0%(1着) 南部杯:0- 0- 0- 1/ 1:0.0%(6着以下) 武蔵野S:1- 2- 0- 4/ 7:14.3%(1着) 武蔵野S:0- 0- 0- 3/ 3:0.0%(3着) 武蔵野S:0- 0- 0- 3/ 3:0.0%(5着) 武蔵野S:0- 1- 0- 8/ 9:0.0%(6着以下) 日本TV盃:該当なし(5着以下) 過去5年で馬券になった馬の父×母父 ※年度/着順/血統 2019年:1着:ゴールドアリュール×エルコンドルパサー 2019年:2着:ゴールドアリュール×フレンチデピュティ 2019年:3着:ケイムホーム×Northern Afleet 2018年:1着:シンボリクリスエス×ネオユニヴァース 2018年:2着:ネオユニヴァース×Marquetry 2018年:3着:シンボリクリスエス×スペシャルウィーク 2017年:1着:ゴールドアリュール×フレンチデピュティ 2017年:2着:クロフネ×フォーティナイナー 2017年:3着:ゴールドアリュール×ティンバーカントリー 2016年:1着:フレンチデピュティ×フジキセキ 2016年:2着:Jungle Pocket×Sunday Silence 2016年:3着:アグネスデジタル×タバスコキャット 2015年:1着:スズカマンボ×ミシル 2015年:2着:トワイニング×アグネスタキオン 2015年:3着:フレンチデピュティ×フジキセキ ?クリソベリル ※チャンピオンズCで単勝一桁オッズに指示された3歳馬 ・2019年:クリソベリル:1着 ・2018年:ルヴァンスレーヴ:1着 ・2018年:オメガパフューム:5着 ・2016年:ゴールドドリーム:12着 ・2015年:ノンコノユメ:2着 本命は?クリソベリル。3歳のチャンピオンズCで単勝一桁人気に指示された馬達はその後の活躍が約束された超一流馬ばかり。ルヴァンスレーヴも怪我がなければ相当な活躍をしていたはず。昨年はチャンピオンズC史上初めて1.50.0秒を切る時計で、かつ48秒に突入した猛時計。このレースをインから三頭の間に入って一度外の?ゴールドドリームに出られながらも差し返した3歳馬の勝負根性は衝撃的。ウイルスの影響で調整が難しかったサウジCは度外視。来年以降はウイルス情勢次第ではあるが、サウジ、ドバイ、アメリカを目標として戦っていくような世界レベルとして、怪我さえなければ今後2〜3年はこの馬の時代だろう。 相手筆頭は?エアスピネル。芝G1で馬券内が2回もある一流馬。過去10年の中央ダートG1で、非初ダートの芝G1で馬券内が2回以上ある馬の出走はレッツゴードンキ一例のみ。馬券になったのは1400m以下だったが、フェブラリーステークスでも10番人気5着と健闘。?エアスピネルはクラシック競走を完走してすべて掲示板以内。故障で脚元に不安がある中でのダート復帰戦は阪神1400mで2着、札幌1700mは小回りで7着、東京1600mはハイペース追走で3着。クラシック以後はマイルを中心に走っていたが、7歳になった今はマイルより1800mの方がゆったり追走出来て走りやすいのではないか。かつハイペースになりにくい中京はダート的な前傾の激流にはまずならない。復帰後のダート戦では一番この馬に向く。 ?メイショウワザシは内枠を引いて逃げの一手。春のフェブラリーSは二頭が喧嘩をしてレースの流れが壊れる展開だったので、高倉騎手が外から来る?インティのプレッシャーに負けず行く気を見せればハナは切れる。ワンペースの馬ではなく、単騎で行ければ上がりの脚も使える当馬には中京コースは本質的に向く。?クリソベリルは4コーナーで先行馬を交わすような早目に勝負を付ける競馬は過去していない。残り目はある。 まとめ ◎:?クリソベリル ○:?エアスピネル ▲:?メイショウワザシ あとがき ジャパンカップ、アーモンドアイの横綱相撲には脱帽。縦長のレースで後ろは同厩のカレンブーケドール、外を同馬主のグローリーヴェイズがブロックと万全の態勢。マークが厳しくなると見ての王将囲いだったが、結果的にはデアリングタクトが軽くマークした程度で、外から進出する馬もなく意外な無風だった。コントレイルの福永騎手は結果着狙いのようなレース振り(後日談では体調がギリギリだった模様)で、アリストテレスのルメール騎手のように徹底的な勝負を挑む姿勢ではなかったのは唯一の残念。デアリングタクトも最初の1000mまでは徹底マークのような素振りを見せていたが、4コーナーでは外に進路を取ったのはどういう判断だったのか。パトロールビデオを見ると、3コーナーでカレンブーケドールの津村騎手が下がるヨシオの前にインから出る外に張り出しながらの動き。松山騎手は結果的に内で我慢してアーモンドアイの後ろを攻めるのがベストコースだったが、進路がなくなるのを恐れて外に動かした津村騎手のファインプレーだった。福永騎手も松山騎手も、アーモンドアイに勝負を挑むよりも、直線で馬場のいいところを走らせる意識が強すぎた印象。結果的には三強で決まっているが、内容は名勝負ではなく、アーモンドアイの強さがより際立った一強のレースだった。期待したマカヒキはコントレイルくらいの位置取りをイメージしていたがスタートで終了。さすがにもう今後は買えるところがない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 筆者:たないさん 俺プロ:https://orepro.netkeiba.com/mydata/mytop.html?id=13922579 競馬歴21年。ロサードに魅せられて薔薇一族を追っかける。複勝で一世風靡。トゥザヴィクトリー→ローズバドのエリザベス女王杯あたりが馬券のピーク。年間プラス収支を有馬記念につぎ込み当たればドロップアウトしようと毎年チャレンジするも人生で一度も有馬記念的中がないのが売りだったが、ここ二年的中してしまい、今年こそ今年こそが一年を生きる糧ではなくなっている。競馬以外で好きなものは中日ドラゴンズ、リヴァプール、そして家族。
Copyright©2015 SANN corp. allrights reserved.