【競馬予想】2020/05/31:東京優駿(日本ダービー)

ピーケンニュース

2020-05-3100:00:00 up
【競馬予想】2020/05/31:東京優駿(日本ダービー)

競馬予想


単勝100倍超えの馬を買うダービー

医療従事者への敬意がどこまで伝わったのかはわからないが、ブルーインパルスの飛行にはグッとくるものがあった。四葉のクローバーやひこうき雲は縁起ものとして育った世代。ちょうど真上を通るルートでスモッグを噴射してくれるタイミングだったのもよかった。大勢の人が同じ時間に同じものを見て一喜一憂するのは大観衆のスポーツイベントと同じ体験。

BSで再開したブンデスの試合を見ていると従来とは大きく異なるサッカーが展開されているように感じる。従来は大観衆の歓声でピッチレベルの声はまず選手に伝わらなく、決められたルールや感覚による意思決定を一瞬で行うが、無観客だと余裕で声が通るので、背中側の動きで誰がどっちに来ているぞとか、俯瞰で見た場合のスペースでここがフリーだぞとか、声のコーチングが重要になりそう。監督の指示も反対側サイドの選手まで余裕で通るし、戦術の修正や持ち直しもされるやすくなる。誰の声を信用するか出来るかが肝で、中盤で前も後ろも俯瞰で見て的確な指示が出来て信頼感もあるキャンプテンシーを持った選手がキーマン。どちらにしてもロングカウンターの決定率は高くなるのでは。

今週からプロ野球の練習試合をDAZNが中継開始する模様。ダーツ以外のスポーツ中継は3月以来。ようやくDAZNが仕事始め。


過去10年の平均時計・配当


レコード:2.22.6(2019年:ロジャーバローズ)
平均タイム:2.26.2秒
平均上がり:34.9秒
平均単勝配当:1,687円
平均複勝配当:459円
平均馬連配当:5,105円
平均馬単配当:13,350円
平均3複配当:63,301円
平均3単配当:358,643円

※人気/着別度数/勝率
1番人気:3- 1- 3- 3/ 10:30.0%
2番人気:1- 1- 1- 7/ 10:10.0%
3番人気:3- 3- 1- 3/ 10:30.0%
4番人気:0- 1- 0- 9/ 10:0.0%
5番人気:1- 3- 0- 6/ 10:10.0%
6番人気:0- 0- 0- 10/ 10:0.0%
7〜人気:2- 1- 5-110/118:1.7%

昨年のロジャーバローズと不良だったロジユニヴァースの年で平均配当が跳ね上がるも基本的には平穏。人気では1番人気よりも3番人気の成績がいいのはおもしろいところ。2番人気の成績もあまりよくない。傾向からは2番人気Kサリオスは分が悪く、3番人気Bワーケアは買い。


過去10年の前走レース別集計


※前走レース名/着別度数/勝率
皐月賞 :8- 7- 5-66/86:9.3%
京都新聞:2- 1- 1-22/26:7.7%
青葉賞 :0- 2- 3-20/25:0.0%
プリンシ:0- 0- 1- 8/ 9:0.0%
毎日杯 :0- 0- 0- 3/ 3:0.0%
NHKマ:0- 0- 0-22/22:0.0%
弥生賞 :0- 0- 0- 1/ 1:0.0%

※勝ち馬が出ている前走レースの該当馬
皐月賞 :8- 7- 5-66/86:9.3%
1着:Dコントレイル
2着:Kサリオス
3着:Jガロアクリーク
4着:Qウインカーネリアン
5着:Nサトノフラッグ
6着:Hダーリントンホール
7着:Iコルテジア
8着:Eヴェルトライゼンデ
9着:Fブラックホール
11着:Cレクセランス
13着:Mマイラプソディ

京都新聞:2- 1- 1-22/26:7.7%
1着:Lディープボンド
2着:Oマンオブスピリット

※各ステップレース勝ち馬の成績
※前走レース名/着別度数/勝率
皐月賞 :2- 2- 2- 4/10:20.0%
京都新聞:1- 1- 1- 6/ 9:11.1%


馬券になるのは皐月賞組。勝つのは皐月賞組か京都新聞杯組から。紐で青葉賞組という傾向。弥生賞は過去ダノンプレミアム(1番人気:6着)しか例がない。アクシデントがあったわけではないBワーケアは当然圏内。


Mマンオブスピリット


※3連複合成オッズが1.0以上だった馬の成績(データがある2003年以降)
・2020年:Dコントレイル:0.9:?
・2019年:サートゥルナーリア:1.0:4着
・2007年:フサイチホウオー:1.0:7着
・2005年:ディープインパクト:0.8:1着

普通はまず馬券になる元返しクラスの1.0だと何故か馬券になっていないが0.8だと圧勝している。0.8なんてまずお目にかかることはないのでいかにディープインパクト狂想曲がすごかったか。現在Dコントレイルは0.9だが当日オッズを下げる要因もないのでこのまま0.9以上で推移だろう。

※皐月賞か皐月賞までに年内1走でダービーが2走目だった馬の成績
2020年:Bワーケア:?
2020年:Dコントレイル:?
2020年:Kサリオス:?
2019年:サートゥルナーリア:4着
2017年:レイデオロ:1着
2014年:レッドリヴェール:12着

2000年以降3例しかなかったローテが今年だけで3例出現。レッドリヴェールは桜花賞から参戦の牝馬。ダービーに照準を合わせて消耗少なく出走させるローテーション。今年の3頭ともにダービーを狙った年内1走。そのまま上位1〜3人気に指示されているが好走確率は高い。

という前提の中で本命はOマンオブスピリット。あくまで2〜3着狙いではなく勝つ馬を探すと、皐月賞組でDコントレイルに東京コースで逆転出来るイメージや要素がない。Bワーケアはホープフルステークスで負けている。残るのは@サトノインプレッサ、Oマンオブスピリット、Pヴァルコス。

中間の報道やコメントで気になるのは「今の東京は前に行かないと勝負にならない」というコメントが至るところから出てくること。ダービーは皆が勝ちたいレース。逃げ馬がいなくてスロー必至とあるが果たして本当にそうだろうか。皆が勝ちたくて前にいないと勝負にならないのにスローの上がり比べになることなんてあるのか。勝負をかけて飛ばす馬が出てくるか、ハナで飛ばす馬がいなかったとしてもポジションの取り合いで早目に動き出しが早くなる上がりがかかるレースになるのではないか。今年は「前にいないと勝負にならない」という意識のバイアスがあるからこそズブズブの展開になるとみた。

最内の@サトノインプレッサは後方待機だと進路がなくなるので後方待機はない。Pヴァルコスは青葉賞を早目に動いてポジションを上げる競馬をしていて、枠順について陣営から出して行くのコメントあり。とすればOマンオブスピリット。

過去3走すべて後方からの競馬で最速上がり。34.6、35.8、35.1と32〜33秒台の高速上がりでないのもいい。上がりのかかるズブズブの競馬でこそ。かつ内枠で包まれる心配もない16番枠。安心して後方待機してくれるだろう。

初戦の新馬戦は距離の短い1600mで@サトノインプレッサに敗れる。2戦目の1800mではフライラクバードに勝利。3戦目のつばき賞では行った行った行ったの流れを重馬場で後方から間を通る進路取りで差し切り勝利。4戦目で前走の京都新聞杯はハイペースを後方から2着。陣営からも出走権利が取れた場合を見据えて余裕残しの仕上げだった旨のコメント。Lディープボンドに敗れてはいるがもう一段上昇余地がある。そして大飛びの当馬には外枠の東京コースは望むところ。京都新聞杯から馬券になる馬は皐月賞には出走していない馬。今年は狙うならOマンオブスピリット。

相手は当然Dコントレイル。好位差しの番手だろうがハイペースでも馬券を外すところまでのイメージはない。押さえは@サトノインプレッサ、Pヴァルコスと、皐月賞組から最後方ポツンをやってくれそうな横山典騎手のMマイラプソディ。


まとめ


◎:Oマンオブスピリット
○:Dコントレイル
△:@サトノインプレッサ
△:Pヴァルコス
△:Mマイラプソディ


あとがき


土曜の東京芝コースでOマンオブスピリットの父馬ルーラーシップ産駒は3レース出走して2勝。日曜7レースにも有力馬が出走していて結果は要確認。ダービーだけでなく目黒記念にもLウラヌスチャームがいる。



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筆者:たないさん
俺プロ:https://orepro.netkeiba.com/mydata/mytop.html?id=13922579

競馬歴21年。ロサードに魅せられて薔薇一族を追っかける。複勝で一世風靡。トゥザヴィクトリー→ローズバドのエリザベス女王杯あたりが馬券のピーク。年間プラス収支を有馬記念につぎ込み当たればドロップアウトしようと毎年チャレンジするも人生で一度も有馬記念的中がないのが売りだったが、ここ二年的中してしまい、今年こそ今年こそが一年を生きる糧ではなくなっている。競馬以外で好きなものは中日ドラゴンズ、リヴァプール、そして家族。



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